静岡県賀茂郡河津町・大鍋地区に伝わる伝統芸能「大鍋子守神社のお神楽」が、本日(10月15日)執り行われます。
📍開催場所とアクセス
國道414号線から大鍋地区に入り、大鍋公民館を通過すると拡幅された道路に出ます。
右手に見える赤い橋を渡った先に、「大鍋子守神社」があります。
周囲には自然豊かな山々が広がり、秋風とともに幻想的な雰囲気を感じられる場所です。
所在地:静岡県賀茂郡河津町大鍋390
🕊お神楽の歴史と由来
「大鍋子守神社のお神楽」は、毎年10月15日の秋祭りに奉納されている伝統行事です。
地元区民によって代々受け継がれ、今日まで大切に守られてきました。
神楽演出の作法を記した型付本には「享保」の年号が残されており、江戸時代中頃から伝わるものと考えられています。
長い年月を経てもなお、地元の人々の手でその祈りと舞が続けられていることは、地域の誇りそのものです。
💫お神楽の特徴と舞
このお神楽は、**一人で舞う「独り神楽」であることが特徴です。
どの舞にも、密教の修法に見られる印(いん)**を結ぶ所作が残っており、神秘的で厳かな空気を感じられます。
奉納されるのは、次の**六舞(ろくまい)**です:
- 御姿(みすがた)
- 翁(おきな)
- 猿田彦(さるたひこ)
- 恵比寿(えびす)
- 稲荷(いなり)
- 山の神(やまのかみ)
これら六つの舞が、一日をかけて奉納されます。
それぞれに異なる意味と祈りが込められ、五穀豊穣・家内安全・無病息災を願います。
🍁地域の文化を未来へ
秋の空の下、太鼓と笛の音に包まれた大鍋子守神社では、世代を超えて受け継がれる伝統の姿を見ることができます。
地域に息づく信仰と祈りの時間を、ぜひ現地で感じてみてください。
📅開催日:本日(10月15日)
場所:大鍋子守神社(静岡県賀茂郡河津町大鍋390)


